映画『最後の初恋』を観てきました。

映画『最後の初恋』









ダイアン・レインとリチャード・ギア主演の恋愛映画
これだけで観に行くという人、少なくないと思います。

そして、少なくともワシには、期待以上にいろいろ得るものが多かった
有意義な作品だったと言えます。

一番心揺り動かされたのは、
リチャード・ギア演じる外科医が手術中に亡くなってしまった女性の夫が
リチャード・ギア演じる外科医に語る妻への想いのシーンです。

今までわがままを言ったことが無い妻が、頬の腫れ物除去手術をしたいと言ったこと。
それは、夫のためにキレイになりたいという、妻の想いから。
夫はその腫れ物なんか気にしていなかったが、手術を受けさせることを許可し
そして、術中の事故により、その最愛の妻を亡くしてしまったこと。

このシーンは、短く、語りも淡々としていますが、しかし、この映画の中で
一番"愛情"というものは何ぞや?ということを明快に示している場面です。

ここだけでも必見の映画だと言えます。



それにしても、確かにリチャード・ギアが演じる外科医は
ダイアン・レイン演じる主婦に再生されましたが、
しかしこの『最後の初恋』の主役はダイアン・レイン演じる主婦の方だったように
思えます。

思えば個人的に、ダイアン・レインとは同じ年齢くらいで、
昔の『ストリート・オブ・ファイア』や『コットン・クラブ』とか、
マット・ディロンとの数々の競演作など、ずっとリアルタイムで観てきましたが、
その当時の彼女より、今の彼女の方がずっと魅力的です。

20代の頃より、40代の今のダイアン・レインの方がずっと惹かれます。

そうした彼女の最近の代表作として、ワシはこの『最後の初恋』と
それからコレはワシの一押しである『トスカーナの休日』を
ぜひお勧めいたします。