映画『イントゥ・ザ・ワイルド』を観てきました。

映画『イントゥ・ザ・ワイルド』






男なら誰しもこの主人公・クリストファーの気持ち・行動に
共感できるのではないでしょうか?

20代前半までの若い世代、そして、かつてそういう世代だった世代。
全ての男ならこうした行動に駆られた想いはあると思います。

(もっとも最近は、こんな思いを持たないヒ弱なオトコ、
 こうした行動に共感できるオンナ、というのが多くなってきているのかな?)


いろんな人との触れ合いがありますが、
ワシは後半の、革職人の独り身の年老いた男性とのエピソードが好きです。

どうしても行って欲しくないという思いからであろう、
「ワシの養子にならないか?」という老人の申し出。

そして、その申入れを受入れるのに抵抗は無いのだが、
それは自分の夢を実現した後(のち)に、
というだけで別れて旅立つクリストファー。

しかし、それが最後の別れになってしまう。
という件(くだり)。

とってもいいシーンです。

愛情というものをようやくわかって、さぁ下山しようというときに
皮肉にも厳しい自然によってそれを拒まれ、そして命を落としてしまう。
それも、現代の、先進国に住む人間が、餓死するというショッキングなことにより。

主演のエミール・ハーシュもまた、凄く良いです。
(レオナルド・ディカプリオに似て美形でもあります。)

後半、劇痩せしてしまうその体造りに単純に驚いてしまいます。

今夏公開された『スピード・レーサー』
(日本のアニメ『マッハGoGo』のウォシャウスキー監督による実写映画)
でも主演を演じていましたが、
エミール・ハーシュの今後の出演作にもまた、要注意です。