先日、事務所に
『「カンパニータン○」の瀬尾と言いますが、
今週末、御社を取材させていただきます。
なお、インタビューは芸能人の矢部美○が同行して、彼女が行います。』
という電話が唐突に掛かってきた。

こんな電話は初めてだったが、今まで怪しい話もよく触れていたので、
今回も浮かれて
『どうぞ、どうぞ』
とは言わなかったが、しかし、矢部美○は会ってみてもいいかなと
いう思いもあって、結構揺れてしまいました(笑)

幸いだったのは、パソコンの前で電話が取れたことで、
その怪しい雑誌のサイトや、その雑誌をキーワードにして
ネットで評判を検索できたこと。

怪しい雑誌のサイト

とりわけ、評判を検索できたことは大きかったです。

これができたので結局お断りできたのだが、しかし限りなくグレーですよ、ココ。
しかも今回の電話だけでは、決して悪徳商法だとは言えないところがうまい
(褒めちゃいけねえよな)。

確かに、
『弊社は雑誌○○において、芸能人の○○さんによるインタビューを受けました』
なんて自社の宣伝に使えるかもしれません。
実際そうやって自社のサイトやブログに載せているっている所も
少なくありませんからね。
そう割り切れる人にはいいものなのでしょう。

しかしこの話、ワシが電話で話した際は、
『取材料として5万円いただきます』とだけ言われましたが、
しかし、実際には取材当日、取材が終った後、
『5万円だと、雑誌はB5サイズだが、30万円だとA4にできる』
とか、
『我々東京から来たのですが、交通費は別で・・・』
などと言って、向こうは何人かのスタッフが居てノーと言いづらい雰囲気を作って、結局払う人が多いのだという話になるらしいです。


すっごく、グレーだよなぁ。
ギリギリのグレーって感じ。
詐欺ギリギリという感じです。

毎回思うが、こういう詐欺まがい連中には、
ホントその、法のギリギリをつくという点において感心してしまう。

もっとも、その知恵を、もっと他の面に活かせばいいのにとは思うけど。


それにしても、よくよく調べると他にも「国際グラ○」なんていう、
似たようなことをやっている雑誌が世の中にはあるんですな。
というか、おそらく、どちらかに居た奴が、自分で独立して、
同じコンセプトでやっているんだろうけどね。

結局、ワシの周りの人たちにも聞いたところ、
このテの話はやはり昔からよくあるらしく、大まかなやり方は同じらしい。
そう言えば、
『ウチの雑誌は聞いた事はないかもしれないが、銀行の待合などによく置いてあります』と言うのも常套句らしい。


確かに5万円で芸能人に会えて、(一応雑誌にも載るから)宣伝にもなるのだろうけど、結局こういう雑誌に載ったら、こういう雑誌(あるいは、こういうグレーな連中)の標的にされるんだよね。
しかも御丁寧に顔出しで。

つくづく、知らないということは怖いことだと思い知らされた日でした。