第59回カンヌ国際映画祭が終了しました。最高賞のパルムドールに、イギリスのケン・ローチ監督の『ザ・ウインド・ザット・シェークス・ザ・バーレー(バーレーを揺らす風)』が選ばれました。日本の作品は今回出品されておりませんでしたが、日本に関係した作品で言えば、役所広司らが出演している『バベル』が監督賞を受賞しましたな。

ワシは基本的には、こうした国際映画祭にしろ、ワールドカップやオリンピックといったものにしろ、日本の作品(あるいは選手)がどうなるか?は、実はあまり興味は無く(もちろん気には、なりまっせ)、全体を見たり、あるいは、主要部門(あるいは、決勝戦とか、金メダルを賭けた試合)といったところで、どういった作品(あるいは、国や選手)が栄冠を得るのか?といったことの方が遥かに興味があるのだが、カンヌ国際映画祭にしろ、アカデミー賞にしろ、大半が日本では未だ観賞できない作品ばかりなので、ワクワクするのだが、実はあまり盛り上がれないという矛盾を感じているのである。だから、今回の『ザ・ウインド・ザット・シェークス・ザ・バーレー(バーレーを揺らす風)』や『バベル』にせよ、ただただ、早く観てみたいと思うしかないのがもどかしいのである。