名古屋の映画好き社長のblog −「映画観てる?映画を観れば幸せになれる!」−

仕事より映画を優先してしまう(?)名古屋で働く、炉鳩(ろばと)が映画案内を中心に毎日更新しているブログです。

2005年06月

映画『ア・フュー・グッドメン』について

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■今回は『ア・フュー・グッドメン』をお届けします。
 
 この作品、いわゆる法廷ものです。
 法廷ものって、実は結構観るのが難しいと感じることが多いです。
 それは、
 ・セリフが多い。
  セリフが多いが、字幕には字数に制限がある。
  ということは、必然的に言葉が"はしょられる"ところが多くなるということ
 ・人物背景が複雑の場合、それを把握しようとするだけで混乱する。
 ・法廷内の映像が多くなるので、動きが少ない。
 ・以上の要素が絡み、眠気と戦う確立が高くなる。(^_^)
  等です。
 
 しかし、法廷ものというジャンルがあると言って差し支えないくらい、
 昔から、法廷劇を扱った作品が多いですし、ある程度のキャリアを積んでいる
 俳優なら、必ず1回は出演しているジャンルのものだと言えます。
 
 それは、カラダを使ってでなく、喋り(セリフ)だけで演技して、観客に魅せる。
 という点において、役者としてのヤリ甲斐を感じるということではないかと
 ロバートは思ってます。
 
 トム・クルーズには
 『ザ・ファーム 法律事務所』という、別の法廷劇ものの作品もあります。
 今回の『ア・フュー・グッドメン』と、見比べて観るのも面白いかもしれませんね。
 
 
■上で挙げたように、俳優にとって、法廷劇というのは、
 役者魂が燃える題材と言えるのではないでしょうか?
 この『ア・フュー・グッドメン』にも、実に豪華な俳優が集まりました。
 そして、トム・クルーズはじめ、皆それぞれが素晴らしい演技で火花を散らしています。
 
 そんな中、圧倒的な存在感で居るのが、やはりと言うか、
 ジャック・ニコルソンです。
 
 ジャック・ニコルソンが上手いということはもうわかりきっていることなので、
 できれば避けたいくらい、今さら凄い凄いと言いたくないんだけど、
 やっぱり凄いんです、すっげぇーんです。
 トム・クルーズが吹っ飛ぶくらいのド迫力な存在感を示します。
 出演シーンが少ないから良いものの、でなければ、どちらが主役かわからない
 くらいの威圧感です。
 そしてその上、余裕も感じられます。
 
 ジャック・ニコルソン扮する、ジェセップ大佐が、
 トム・クルーズ扮する、キャフィ中尉に凄むところなんかサスガの迫力です。
 
 前半でこの場面があり、後半はキャフィ中尉がジェセップ大佐にやり返す
 訳ですが、迫力は圧倒的にジェセップ大佐が勝っています。
 
 
■そうは言っても、やはりこの映画はトム・クルーズが主演でした。
 
 キャフィ中尉の心理的に成長していく過程、

 −つまり、今まで受けた弁護は連戦連勝だったが、それは、妥協点を見つけ
  ての示談ばかりでのもので、つまり、本当の法廷というものを知らずに、
  法廷とはこんなものかとタカをくくっていた若者が、本来の法廷の姿に
  目覚める。というもの− 
 
 これが観ている者にはわかりやすく、ある意味、青春映画にも通じるような
 感覚すら覚えて観られました。
 
 
 そしてそして、ラストが実に良いんです。
 ロバートが好きなところは二ヶ所あります。
 
 ひとつは、
 「自分で戦えない人を守るのが俺たちの務めだ。サンティアゴ(被害者)を
  守ってやれば良かった」と言った、無罪だが、軍は追放されることになった
 被告のドーソン上等兵に対して、
 「名誉に軍服は必要ないぞ」と言うキャフィ中尉のセリフ。
 そして、それに敬礼で応えるドーソン上等兵。
 このシーン、なんか人間として嬉しくなってくるシーンです。
 
 
 そして、二つ目は、
 キャフィ中尉が、最後に振り返って、誰も居なくなった法廷を見渡す時の眼。
 本当の裁判をやったぞ、本当の法廷を見つけたぞ。
 という充実感に溢れているようでした。
 
 
■という訳で、この『ア・フュー・グッドメン

 法廷モノが好きな方、
 最後の、ジェセップ大佐(ジャック・ニコルソン)を落そうとする、
 キャフィ中尉(トム・クルーズ)の戦略。そして、
 それに対峙するジェセップ大佐(ジャック・ニコルソン)のド迫力の態度。
 この演技のぶつかりあいを楽しみたい方、
 そして、本物を知った時の人間の喜びを観たい方。にお勧めします。


 さぁ、アナタも映画観ましょう!

夏以降に観る予定の映画

 今日『宇宙戦争』が公開されましたね
 マトリックス・レボリューション以来の、日本で異例の水曜封切り(通常土曜日)
 つまり、ホントの世界同時公開って訳です。
 それだけチカラ入ってるんです。
 あとは7月9日公開の『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
 を待つばかりといったところでしょうか
 
 その『宇宙戦争』と『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』で、
 今後映画館は混むであろう事を見越して、
 その前に未だ観ていない作品を消化すべく、先日3本をハシゴしてきました。
 『フォーガットン』『ホステージ』『ミリオンダラー・ベイビー』です。
 
 劇場では当たり前ですが、今後の公開予定の作品の予告をやってました。
 観てみたくなったのは
 『アイランド』
 『ヒトラー』
 『シンデレラマン』
 『チャーリーとチョコレート工場』
 といったところ。
 
 映画前売券評論家のロバートとしては
 『皇帝ペンギン』
 『星になった少年』
 も見逃せませんです。
 コレらの前売券に付いてくる、ペンギンと象のフィギュアがカワイイんです。
 
 そして驚いたのが、『トップガン』をデジタルリマスタしての再上演(今秋)。

 こんなことしたって、1986年の公開当時に観てるし、その後もテレビなどで何度も観てるし、
 明日、7月1日(金)も日テレ系で『トップガン』はオンエアされるくらいだから、
 いまさら公開されたって観るわけないやん!
 
 
 
 
 
 
 
 ・・・って言い切れないところがコワイ(^^;)
 う〜ん、今秋、劇場で観てしまうんだろうなぁ、きっと。

映画『フォーガットン』観ました

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『フォーガットン』観てきました。
 
実は今日はコレを含めて3本観てきました。
今日はまず『フォーガットン』です。
 
途中までは個人的に凄く好きな感じの作品でした。
「子供をさらってったのは誰?(何?)」
「それは何の目的?」
「それでどうなってくの?」
 
結論から言うと、結局これらは何も解決しません。
正確には、映画では、明確な答えは何もでてきません。
それぞれが考えてくださいってこと。
とは言え、観た人それぞれによっていろんな答えになるかと言うと、そうでもないだろう。
 
おそらくは、
"地球外生物が、人間の親子における絆と言うのはどれくらいのものなのか?
それを知るために親から子供の存在、そしてその記憶さえ奪って、観察するという
実験をしたのだ。ただし、そんなことをしたのは、どんなやつらで、何の目的なのかは
わからないけど"
という思いだと思う。
 
要するに、この『フォーガットン』
サスペンス映画だと思って観てたら肩透かしを食います。
事実、食いました(苦笑)
これは、親子の絆の強さを訴える作品なのです。

蒸し蒸し無視無視

今日はまだ6月のはずだよな。
今日で沖縄は梅雨明けだそうな。
今日で北陸・東北は入梅だそうな。
 
去年は過去最高の日本への台風の上陸の数だったよなぁ。
でもって、クソ猛暑。
今年も早くもその予兆アリの今日この頃。
 
おかげで、今日は上半身裸で過ごしてしまった。
シャツ着れねえって。
 
今、まもなく22時になるところ。
でも外はまだ30℃ある。
風は全く吹いていない。
 
で、結局何よって、何も無い。
 
これだけ蒸し暑いんだもん、考えなんてないって。
 
この夏、またこんな全く意味の無いことも書くかもしんないけど
その時は、アタマの中、溶けてるってことで、ひとつご了解の程よろしくです。

livedoor Blog PROについて

ワシのブログはライブドアで、livedoorBlogPROにしていて、アドレスも独自のものになっている。
このlivedoorBlogPROは、半年ごとに契約しなけりゃいかんのだが、その通知が、契約が切れる前にライブドアからメールでとんでくる。
 
けど、その通知メールは1回くるだけなんだよねぇ〜
 
だから、他のメールに埋もれちゃって、気がついたときには契約切れになってた
なんてえ話し、多くの人から聞いてたが、ホント、そう思った。
 
堀江社長には似合わない淡白な対応だと思うんですけどね。

愛・地球博(愛知万博)前半終了をうけて

今日で愛・地球博(愛知万博)が開幕から3ヵ月となり、と同時に、残り3ヵ月となった。
 
入場者数は安定的に連日10万人を越すようになっており、更に増えるであろう夏休みも目の前となっている。
万博協会は依然として、かたくなにペットボトルの持ち込みを禁止しており、それをまた、テレビ・新聞は連日のように報道している。
 
誰がどう見たって、会場内で販売する業者のための措置なのはわかってるんだから、協会側はそう言えってえの。
「持ち込み禁止いいじゃん、別に会場内でのペットボトル飲料の値段をボってないんだから」
ってさ。
 
たしかに、会場内のペットボトル飲料の料金は150円だから、コンビニと比較すれば同じでしょ。(要するに定価)
それを"テロ対策だ"などと、強引な理由をつけるからいけねえってえの。
 
そんなペットボトル持ち込みを禁止したって、テロを起こそうと思ってるやつはなんとでもしちゃうって。
だって、テロ対策って言う割には、スカスカだよ、あの警備。

スター・ウォーズ、地上波で一挙放映

4e184e48.gif アメリカで既に5月19日に公開されている
 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』だけど、
 いよいよそのビッグ・ウェイブが日本にも襲来してきますな。
 (日本公開は7月9日)
 
 そんな中、『スター・ウォーズ』シリーズを未だに見たことが無いという方には、
 この1ヶ月で一気にその空白を埋めるチャンスがやってきます。
 というのも、日本のテレビの地上波で過去5作が一気に放送されるんです。
 
 6/24『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(日テレ系)
 7/8 『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(日テレ系)
 7/3 『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(テレ朝系)
 7/10『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(テレ朝系)
 7/13『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(TBS系)
 
 『スター・ウォーズ』シリーズ最終作である
 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』を観る前の、またと無いチャンスですね。
 
 もっとも、今回の『エピソード3』で本当に終わっちゃうのかと言うと・・・
 

映画『U-571』について

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■今回は『U-571』をお届けします。
 
 この作品、いわゆる潜水艦ものです。
 
 ロバートの映画格言のひとつにこんなものがあります。
 『潜水艦ものでハズレはない』と。
 
 『レッド・オクトーバーを追え
 『クリムゾンタイド
 『K-19
 いずれも潜水艦もので、いずれも秀作です。
 
 そして、この『U-571』も例外ではありません
 
 
 それにしても、定期的にこうした潜水艦ものが作られるのはナゼでしょう?
 また、潜水艦ものの何が、映画製作者の制作意欲を駆り立てるのでしょう?
 それはひとえに、
 
  潜水艦
 ⇒限られた空間
 ⇒逃げ場のない空間
 ⇒頼る者が無い
 ⇒信じるのは己だけ
 という状況を描き易いからでしょう。
 
 この状況を踏まえて、主に人間ドラマを描いていくのが潜水艦ものには多く、
 そこから秀作が生まれるという連鎖になっているのです。
 
 また、潜水艦に留めず、海上ものとして、こうした特殊な状況を元に、
 そこからアクションものや、ホラーものに転化した作品もあるということも
 加えておきます。
 前者の代表は『沈黙の戦艦
 後者の代表は『ゴーストシップ』です。
 
 『タイタニック』があれだけヒットしたのも、
 海上ものだったというのも要素のひとつだったと言えるのではないでしょうか
 
 
■この『U-571』は、潜水艦ものの、王道を行きます。
 つまり、極限下に置かれ、頼る者も無い中で、強いリーダーシップを発揮して
 いく様、上官として一人前になっていく様を描いた作品となっています。
 
 主人公(タイラー大尉)の、上官になっていく様を通して、観ている側も、
 リーダー考というものを考えさせられる作品となっています。
 
 
■タイラー大尉は始め、上官のダルグレン少佐から艦長(リーダー)としての
 資質が足りないと言われ、艦長への昇進の推薦を得られませんでした。
 それに対し、タイラー大尉は納得していません。
 
 ダルグレン少佐曰く、
 「問題はキミのやさしさにある。若い下士官や兵士の生命を犠牲にできるか?
 彼らを敢えて危険にさらせるか?キミはきっとためらう。しかし艦長は
 ためらわない、即決断する。ためらえば全乗組員が危険になる。それが艦長と
 副艦長の差だ。不測の状況下で常に非情な決断を迫られる。時には部下を
 死なせる命令を下さねばならん。判断を誤ればその責めを一人で背負い
 苦しむ。いかなる状況下でもその決断をためらうことなく下せなければ
 潜水艦の艦長の資格は無い」と。
 
 まぁ、映画ですから、冒頭でこういったセリフを出して、後のタイラー大尉の
 行動や心情を観ている側にわかりやすくさせたというのはあるのでしょうが、
 それにしても、ダルグレン少佐は部下の評価を適切にできる、立派な上官
 だったということが言える場面です。
 
 出番は少ないですが、ビル・パクストンの上官ぶりは好感持てます。
 
 
■この上官からの指摘(もっともタイラー大尉は、その時点では、あまり
 聞く耳を持っていなかったでしょうが)と、上官ではないが、上官たるものを
 知り尽くしたベテラン下士官(クロフチーフ)からの言葉で、タイラー大尉は
 逃げ場の無い状況から切り抜け、上官になっていく過程を観るのが、最大の
 見せ場となります。
 その、クロフチーフを演じるハーベイ・カイテルの、上司を鼓舞する場面が、また良いのです。
 
 クロフチーフは、タイラー大尉に、こう進言します。
 「(自信の無いタイラー大尉に、『正直に話してよろしいですか』と断って
 から)海軍は軍隊です。指揮官は強く、絶対で、恐ろしい存在です。
 部下は指揮官を恐れ敬う。何でも知ってる万能の存在です。間違っても二度と
 部下の前でわからない等と言わないで下さい。その言葉が次に部下を死に
 追いやることになります。
 今はアナタが艦長だ。艦長に知らんことがあってはならないのです、大尉。」
 
 こう言われたら、弱気の虫も失せますよね。
 自信が無いなどと言っておれませんよね。
 
 
 この『U-571
 もちろんアクションシーンも良いのですが、今回取上げた2人のセリフと、
 タイラー大尉の成長の過程。これが最大の見ものとなっています。
 
 
■という訳で、この『U-571
 潜水艦ものが好きな方、
 極限の立場に立ったときにこそ真の判断力が要求され、
 そして、そうした時のリーダーの心構えを勉強されたい方、
 にお勧めします。

 さぁ、アナタも映画観ましょう!

トム・クルーズが婚約したそうな

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トム・クルーズが、女優、ケイティ・ホームズと婚約したそうな。なんでも、「宇宙戦争」のプロモーションのため訪れていたフランスのエッフェル塔でプロポーズしたそうな。
 
プライベートで行けよな、金持ちなんだから(^^)

交際がスタートしたのは4月からといい、交際2カ月ちょっとでのスピード婚約となった。
ということは、スピード離婚もありえますな。
っていうか、誰もが『今度はいつ離婚だろうね?』って思ってるんじゃないの?

だってトム・クルーズは、1987年にミミ・ロジャーズ、1990年にニコール・キッドマンと結婚したが、いずれも離婚してんだから。
 
ニコール・キッドマンも最初、『誰、それ?』って思ってたけど、今じゃ、オスカーもゲットして、ナンバーワン女優といっても誰も文句を言わないでしょ。
ケイティ・ホームズも同じように全然知らないんだけど、彼女もトム・クルーズを踏み台にして上っていこうという思いなんじゃないのかね?

映画『50回目のファースト・キス』観ました

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『50回目のファースト・キス』観ました
 
この作品を観て、ワシは、今まで観たロマンティックコメディで好きな作品3本のひとつである、『恋はデジャ・ブ』を思い出しました。
『50回目のファースト・キス』も『恋はデジャ・ブ』も、同じ時空を何度も繰り返していて抜け出せないという設定の中での恋愛というもので、どちらの作品も軽いタッチで描いていて、楽しいです。
(正確には、『恋はデジャ・ブ』はどういうわけだか、本当に毎日が2月2日で主人公がそこから抜け出せないのに対して、『50回目のファースト・キス』はヒロインの記憶が10月13日で止まっているだけなんだけど。)
どちらもハッピーエンドで終わり、カップルで観るにふさわしい映画です。
 
ネタバレしてもよかですか?
 
『50回目のファースト・キス』で言えば、ラストがヒロインの短期記憶喪失が治ってのハッピーエンドというものでなかったのが良いと思いました。
 
それから、何と言ってもよかったのが、ハワイが舞台だったので、その自然美が随所に見られたことが、個人的にはまた嬉しかったです。
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