今回は『アイ,ロボット』をお届けします。
この作品、炉鳩は思っていたよりもグイグイひきこまれてしましました。
以前はこういったSF(近未来)映画というのは、幼稚な、子供向けな作品
といった具合に、少しバカにした感じを持っていました。
しかし最近は、そういった思いはなくなっています。
炉鳩自身の、映画に対する観かたそのものが変わってきたということもある
のでしょうが、それよりも、一番の要因は、ストーリーにあるのだと思っています。
『マイノリティ・リポート』()などもそうでしたが、
大人が充分に堪能できるSF映画の作品(ストーリー)が
多くなってきているように思います。
■この『アイ,ロボット』
この作品、炉鳩は思っていたよりもグイグイひきこまれてしましました。
以前はこういったSF(近未来)映画というのは、幼稚な、子供向けな作品
といった具合に、少しバカにした感じを持っていました。
しかし最近は、そういった思いはなくなっています。
炉鳩自身の、映画に対する観かたそのものが変わってきたということもある
のでしょうが、それよりも、一番の要因は、ストーリーにあるのだと思っています。
『マイノリティ・リポート』()などもそうでしたが、
大人が充分に堪能できるSF映画の作品(ストーリー)が
多くなってきているように思います。
■この『アイ,ロボット』
舞台は2035年のシカゴです。
こうした近未来を描いた作品の楽しみ方のひとつに、
近未来の生活様式を覗くことができる。
というのが挙げられます。
この『アイ,ロボット』に於いてもそれは楽しめます。
たとえば一番目につくのは、スプーナー刑事の愛車アウディ。
これは映画製作側から、アウディ社が2035年モデルというコンセプトで
依頼を受けて設計・製作された車で、
アウディ側は、それを受ける代わりに、映画で自社のロゴ
(○が横に4つ重ねて並んでいる、あのロゴ)を表示させる。
という契約により実現したものである。
アウディの戦略は、すぐにアウディの車を購入してくれる顧客ではなく、
実際に2035年モデルを製作して提供し、この作品を通して、将来的な
アウディの顧客(ファン)を開拓していくことが目的だと聞きました。
超・長期戦略ですね
他にも、スプーナーが、コンバース2004年オールスターモデルを
アンティークとして、そしてこだわりを持って履いているという設定。
露骨に宣伝と感じられると嫌な感じがします。
たとえば、映画の画面にチラッと映って、
「おっ、あれ何だ?」と映画を観た人ふが気になって問い合わせが殺到し、
それが話題になるという図式ならいいんだけど、
スプーナーに「2004年オールスターモデルだ」なんて
わざわざ言わせているのはちょっとねぇ・・・
あっ、けど、やっぱりカッコイイので気になりますね(^^;)
■この『アイ,ロボット』で、
人間がロボットを製造する目的は、人間に対する服従を
プログラミングしておけば、ロボットは感情を持たないので、
反乱も起こされないし、人間ではないから、人権問題といった問題が起きず、
結果、人権保護団体といったようなものから抗議されることがないから、
安心して扱うことができる。
という場面がありました。
つまり、ひらたく言えば、19世紀あたりに
白人が黒人を奴隷にしていた感覚と変わらないってことなのかな?
人間だといろいろマズイ問題もあるが、ロボットなら大丈夫だと。
結局のところ、人間がラクするためにロボットは開発されたんだと。
こういう発想から進んでいくと、
『ターミネーター』のようなロボットの反乱という話もできてくるんですね
■ところでこの『アイ,ロボット』で、
スプーナーはロボット嫌いという設定になっています。
彼は、
「ロボットは確立を計算して(生きる確立の高い)俺を助けた。
こうした近未来を描いた作品の楽しみ方のひとつに、
近未来の生活様式を覗くことができる。
というのが挙げられます。
この『アイ,ロボット』に於いてもそれは楽しめます。
たとえば一番目につくのは、スプーナー刑事の愛車アウディ。
これは映画製作側から、アウディ社が2035年モデルというコンセプトで
依頼を受けて設計・製作された車で、
アウディ側は、それを受ける代わりに、映画で自社のロゴ
(○が横に4つ重ねて並んでいる、あのロゴ)を表示させる。
という契約により実現したものである。
アウディの戦略は、すぐにアウディの車を購入してくれる顧客ではなく、
実際に2035年モデルを製作して提供し、この作品を通して、将来的な
アウディの顧客(ファン)を開拓していくことが目的だと聞きました。
超・長期戦略ですね
他にも、スプーナーが、コンバース2004年オールスターモデルを
アンティークとして、そしてこだわりを持って履いているという設定。
露骨に宣伝と感じられると嫌な感じがします。
たとえば、映画の画面にチラッと映って、
「おっ、あれ何だ?」と映画を観た人ふが気になって問い合わせが殺到し、
それが話題になるという図式ならいいんだけど、
スプーナーに「2004年オールスターモデルだ」なんて
わざわざ言わせているのはちょっとねぇ・・・
あっ、けど、やっぱりカッコイイので気になりますね(^^;)
■この『アイ,ロボット』で、
人間がロボットを製造する目的は、人間に対する服従を
プログラミングしておけば、ロボットは感情を持たないので、
反乱も起こされないし、人間ではないから、人権問題といった問題が起きず、
結果、人権保護団体といったようなものから抗議されることがないから、
安心して扱うことができる。
という場面がありました。
つまり、ひらたく言えば、19世紀あたりに
白人が黒人を奴隷にしていた感覚と変わらないってことなのかな?
人間だといろいろマズイ問題もあるが、ロボットなら大丈夫だと。
結局のところ、人間がラクするためにロボットは開発されたんだと。
こういう発想から進んでいくと、
『ターミネーター』のようなロボットの反乱という話もできてくるんですね
■ところでこの『アイ,ロボット』で、
スプーナーはロボット嫌いという設定になっています。
彼は、
「ロボットは確立を計算して(生きる確立の高い)俺を助けた。
だが、俺なら少女を助けた」と、
事故に遭ったときのことを持ち出してロボット嫌いの理由を説明します。
ロボットは感情を持たないからとも言います。
今のアナログからデジタルへという時代を見ても、
アナログ=温かい、デジタル=冷たい、無機質
という図式になっています。
今後、否応なしにデジタル化やロボット化が進んでいくのでしょうが、
だからこそ、感情や、あたたかみといった、
人間的なものを大切にしていきたいと、この作品から思いました。
■という訳で、この『アイ,ロボット』
「SF映画なんて・・・」と思っている方、
未来の生活を覗いてみたい方、
そして、
未来を見て、今を顧みたいと思う方、
にお勧めします。
事故に遭ったときのことを持ち出してロボット嫌いの理由を説明します。
ロボットは感情を持たないからとも言います。
今のアナログからデジタルへという時代を見ても、
アナログ=温かい、デジタル=冷たい、無機質
という図式になっています。
今後、否応なしにデジタル化やロボット化が進んでいくのでしょうが、
だからこそ、感情や、あたたかみといった、
人間的なものを大切にしていきたいと、この作品から思いました。
■という訳で、この『アイ,ロボット』
「SF映画なんて・・・」と思っている方、
未来の生活を覗いてみたい方、
そして、
未来を見て、今を顧みたいと思う方、
にお勧めします。