■今回は『マトリックス』をお届けします。
実は炉鳩は、最初この作品を観た時、全く理解不能できませんでした。
(とりわけ世界観が)
なので、『マトリックス・リローデッド』や『マトリックス・レボリューションズ』といった
続編が公開された時は、正直、積極的に観る気はありませんでした。
話題になることは間違いないので、抑えておこう。くらいの気持ちでした。
■『マトリックス』というと何を思い浮かぶでしょう?
仮想現実?
ディスプレイを上から下に流れる、文字をひっくり返したような緑色のあれ?
炉鳩は『マトリックス』と聞けば、まずはワイヤーアクションを
最初に思い浮かべます。
アクション中、空中で静止するアレです。
この"空中で静止するアレ"は、
『シュレック』でもパロディにされていたように『マトリックス』の代名詞と言えましょう。
そして、そのワイヤーアクションを活かすクンフー。
映画上では仮想現実での話しとしてあるが、映画としては、実際に
キアヌ・リーブスらはクンフーをやっているわけで、そういう見方をすれば
クンフーをしっかりと身につけたキアヌらは、役者だから当然と言って
しまえばそれまでですが、しかし、その役作りには尊敬しています。
こういうのがプロなんですね。
■この『マトリックス』はいろんな見方ができる作品です。
たとえば、モーフィアスとネオの関係。
この2人の間柄は、いろんな関係に見えます。
あるときは父子、あるときは師弟、あるときは戦友、といった具合に。
そんな彼らがクチにする言葉には意味深いものが多くあります。
ざっと挙げてみます
モ「本当のことを知りたい?君が望めば答えはわかる」
モ「今の君は見た物を受入れる表情をしている。
なぜなら君は目覚めることを望んでいるから」
モ「運命を信じるか?」
ネ「いえ、なぜなら自分の人生をコントロールできないなんて嫌だから」
モ「君はコンピュータが作った世界の中で生かされてきた。
君は生まれながらにして奴隷なんだよ」
モ「マトリックスとは、真実を隠すため、目の前を覆っている世界だ。
マトリックスとは支配することだ。」
モ「現実とは何だ?五感で感じられるもののことか?
五感で感じたものは単なる電気信号だ」
モ「現実を見せよう、しかし、その先をどうするか決めるのは君次第だ」
モ「頭で考えるんじゃない、悟るんだ。
打とうとするんじゃない、打つんだ。心を解き放つんだ。」
モ「道を知ることと歩むこととは違うんだ」
この『マトリックス』は、どうしても、映像やストーリーにばかり
目が行ってしまいがちな作品ですが、こうして改めてセリフを並べて
見直してみると、炉鳩には、実に身につまされる、
ドキッとさせられる言葉ばかりなんです。
■この『マトリックス』には、いろんな要素が盛り込まれています。
アクションはもちろん、愛というのも重要な要素として描かれています。
が、それは続編以降の方が、より強く描かれています。
『マトリックス』では、1作目ということもあって、炉鳩には
コンピュータによって作られた現実がとてもショッキングで印象深いです
コンピュータが、社会を動かすために人間を栽培していて、
人間は生まれてから死ぬまで、死んだ人間で作られた培養液に浸されて
寝ているだけ(生かされているだけ)という現実。
映画という創りものの世界だとわかっていても、見ていて随分ショッキング
だった覚えがあります
だからでしょう、
真実を知って、それに嫌気が差して、仲間を裏切る奴も描かれていました。
ウソで塗り固められた現実なんてぶっ壊せ!
そして、真実を知ろう。
なんていう考えが一般的で、事実そうした考えは、大抵の場合
正しいことだとは思うけど、一方で、そうした偽りの上に居ることの方が、
時として心地よい場合もあり、事実を知ったが故に苦しいメに遭う。
といった事もあり得るのだ。
ということも『マトリックス』から学ぶことができます。
よく、"己(おのれ)を知れ。"
と言いますが、それは実はとても勇気の要る行為ということなんですね
アナタは己を知っていますか?または、知ろうと思いますか?
■基本的に、炉鳩は洋画の吹き替え版は好きではないんだけど、
こうした奥が深くて理解しづらい作品や、あるいは、法廷劇のように、
セリフが多い作品は吹き替え版で観るのがいいのかもしれません。
炉鳩が吹き替えを嫌っているのは、声をあてる人によって
作品が壊れることがあるからです。
ちなみに炉鳩のサイアクな吹き替えの思い出は、日テレが日本で初めて
スター・ウォーズのテレビ放映をした時です。
ひょっとして覚えてみえる方がいるかもしれませんが、
ルーク・スカイウォーカーを渡辺徹、
レイア姫を大場久美子、
そして、ハン・ソロを松崎しげるが声をあてたんっすから
とりわけ松崎しげるがヒドかった・・・
実際、後日、日テレには苦情の電話が殺到したらしいです。(^o^)
そうした傾向は最近でも変わりなく、大作をテレビ初オンエアする時って
テレビ局はチカラ入れて、関連したいろんな企画を打ち出してくるけど、
はっきり言ってほとんど空振りしまくっているように思ってるんだけど
どう思います?(チカラ入るのはわかるんだけどねぇ)
■という訳で、この『マトリックス』
ワイヤーアクションを堪能したい方、
救世主を目指している方、(^_^)
そして、
生きているのではなく、生かされているのだ。という事を認識したい方、
にお勧めします。
さぁ、アナタも映画観ましょう!
実は炉鳩は、最初この作品を観た時、全く理解不能できませんでした。
(とりわけ世界観が)
なので、『マトリックス・リローデッド』や『マトリックス・レボリューションズ』といった
続編が公開された時は、正直、積極的に観る気はありませんでした。
話題になることは間違いないので、抑えておこう。くらいの気持ちでした。
■『マトリックス』というと何を思い浮かぶでしょう?
仮想現実?
ディスプレイを上から下に流れる、文字をひっくり返したような緑色のあれ?
炉鳩は『マトリックス』と聞けば、まずはワイヤーアクションを
最初に思い浮かべます。
アクション中、空中で静止するアレです。
この"空中で静止するアレ"は、
『シュレック』でもパロディにされていたように『マトリックス』の代名詞と言えましょう。
そして、そのワイヤーアクションを活かすクンフー。
映画上では仮想現実での話しとしてあるが、映画としては、実際に
キアヌ・リーブスらはクンフーをやっているわけで、そういう見方をすれば
クンフーをしっかりと身につけたキアヌらは、役者だから当然と言って
しまえばそれまでですが、しかし、その役作りには尊敬しています。
こういうのがプロなんですね。
■この『マトリックス』はいろんな見方ができる作品です。
たとえば、モーフィアスとネオの関係。
この2人の間柄は、いろんな関係に見えます。
あるときは父子、あるときは師弟、あるときは戦友、といった具合に。
そんな彼らがクチにする言葉には意味深いものが多くあります。
ざっと挙げてみます
モ「本当のことを知りたい?君が望めば答えはわかる」
モ「今の君は見た物を受入れる表情をしている。
なぜなら君は目覚めることを望んでいるから」
モ「運命を信じるか?」
ネ「いえ、なぜなら自分の人生をコントロールできないなんて嫌だから」
モ「君はコンピュータが作った世界の中で生かされてきた。
君は生まれながらにして奴隷なんだよ」
モ「マトリックスとは、真実を隠すため、目の前を覆っている世界だ。
マトリックスとは支配することだ。」
モ「現実とは何だ?五感で感じられるもののことか?
五感で感じたものは単なる電気信号だ」
モ「現実を見せよう、しかし、その先をどうするか決めるのは君次第だ」
モ「頭で考えるんじゃない、悟るんだ。
打とうとするんじゃない、打つんだ。心を解き放つんだ。」
モ「道を知ることと歩むこととは違うんだ」
この『マトリックス』は、どうしても、映像やストーリーにばかり
目が行ってしまいがちな作品ですが、こうして改めてセリフを並べて
見直してみると、炉鳩には、実に身につまされる、
ドキッとさせられる言葉ばかりなんです。
■この『マトリックス』には、いろんな要素が盛り込まれています。
アクションはもちろん、愛というのも重要な要素として描かれています。
が、それは続編以降の方が、より強く描かれています。
『マトリックス』では、1作目ということもあって、炉鳩には
コンピュータによって作られた現実がとてもショッキングで印象深いです
コンピュータが、社会を動かすために人間を栽培していて、
人間は生まれてから死ぬまで、死んだ人間で作られた培養液に浸されて
寝ているだけ(生かされているだけ)という現実。
映画という創りものの世界だとわかっていても、見ていて随分ショッキング
だった覚えがあります
だからでしょう、
真実を知って、それに嫌気が差して、仲間を裏切る奴も描かれていました。
ウソで塗り固められた現実なんてぶっ壊せ!
そして、真実を知ろう。
なんていう考えが一般的で、事実そうした考えは、大抵の場合
正しいことだとは思うけど、一方で、そうした偽りの上に居ることの方が、
時として心地よい場合もあり、事実を知ったが故に苦しいメに遭う。
といった事もあり得るのだ。
ということも『マトリックス』から学ぶことができます。
よく、"己(おのれ)を知れ。"
と言いますが、それは実はとても勇気の要る行為ということなんですね
アナタは己を知っていますか?または、知ろうと思いますか?
■基本的に、炉鳩は洋画の吹き替え版は好きではないんだけど、
こうした奥が深くて理解しづらい作品や、あるいは、法廷劇のように、
セリフが多い作品は吹き替え版で観るのがいいのかもしれません。
炉鳩が吹き替えを嫌っているのは、声をあてる人によって
作品が壊れることがあるからです。
ちなみに炉鳩のサイアクな吹き替えの思い出は、日テレが日本で初めて
スター・ウォーズのテレビ放映をした時です。
ひょっとして覚えてみえる方がいるかもしれませんが、
ルーク・スカイウォーカーを渡辺徹、
レイア姫を大場久美子、
そして、ハン・ソロを松崎しげるが声をあてたんっすから
とりわけ松崎しげるがヒドかった・・・
実際、後日、日テレには苦情の電話が殺到したらしいです。(^o^)
そうした傾向は最近でも変わりなく、大作をテレビ初オンエアする時って
テレビ局はチカラ入れて、関連したいろんな企画を打ち出してくるけど、
はっきり言ってほとんど空振りしまくっているように思ってるんだけど
どう思います?(チカラ入るのはわかるんだけどねぇ)
■という訳で、この『マトリックス』
ワイヤーアクションを堪能したい方、
救世主を目指している方、(^_^)
そして、
生きているのではなく、生かされているのだ。という事を認識したい方、
にお勧めします。
さぁ、アナタも映画観ましょう!