『ミスティック・リバー』はクリント・イーストウッド監督作品です。
彼は言わずとしれた名優ですが、この作品では監督に専念しています。
彼は、過去に『許されざる者』で
アカデミー賞の監督賞を受賞しています。
(ちなみに『許されざる者』では主演も兼ねています)
そして昨年、この『ミスティック・リバー』でも
アカデミー賞の監督賞にノミネートされました。
『ミスティック・リバー』は昨年、
アカデミー賞の作品賞にもノミネートされていました。
炉鳩の中では、昨年(第76回、2004年2月29日開催)の監督賞と作品賞は
この作品で決まり!でした。
しかし、結果は残念ながら受賞できませんでした。
普通の年なら受賞できたと思います。
ケド、相手が悪すぎた・・・
相手が『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』
だもんなぁ・・・しかも3部作の最終作。
過去2年連続でオスカーを逃しているから、この年は始めから、
"『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』にオスカーを取らせてあげよう"
という雰囲気一色だったですからねぇ
けど、『ミスティック・リバー』は良い作品だったんです。
その"証拠"として、作品&監督賞は受賞を逃したけど、
主演&助演男優賞を受賞したんですから。
■ところで、クリント・イーストウッド監督作品のとき、
炉鳩はいつも"音楽"に注目しています。
イーストウッド監督は音楽も手がけるんです。
(彼のジャズ好きは有名な話です)
『ミスティック・リバー』でも、エンドロールに流れる曲を手がけています。
その曲が作品の余韻に浸るエンドロールにとてもマッチしています。
クリント・イーストウッド監督&主演作『目撃』
の時も、とてもマッチしてました。
もしアナタが、こうしたクリント・イーストウッド監督の音楽に
浸りたいと思われたなら、ぜひ彼が製作&監督を務めた、
実在したジャズ・サックス奏者、
チャーリー"バード"パーカーの半生を描いた作品、
『バード』を観てください。
■ショーン・ペンの鬼気迫る演技は観ていて恐ろしかったです。
『娘を殺した野郎を絶対許さねぇ、ブッ殺してやる』という気迫が
ビンビン伝わってきましたから。
ショーン・ペンとは会ったことはありませんが、(当たり前か^^;)
映画や今までの彼のエピソードからすると、
なんかすぐ手が飛んできそうな雰囲気がします。
(血の気が多い役が多かったのと、実生活の逸話の両方から)
そんな彼も、昔は"(歌手の)マドンナの旦那"という言われ方をされていた
時期がありましたが、元々、演技には定評があったんです。
最近は『アイ・アム・サム』
(残念ながら炉鳩は、この作品見逃しています(泣))など、
演技の幅を拡げていて、
遂に、この作品でオスカー(主演男優賞)を手にしましたね。
その彼の受賞スピーチ、彼の『らしさ』が出ていて、
炉鳩はとても楽しかったです。
ショーン・ペンの受賞スピーチ
「大量破壊兵器が存在しないこと以外で我々が知っていることと言えば、
最高の俳優を1人だけ選ぶのは無理ということだ」
炉鳩もこうした(ブッシュ政権を批判しつつも他の候補者を称えるという)
上手いスピーチができるようになりたいです。
喋り下手、書き下手、ギャグもベタ(笑)な炉鳩は、
こうした上手い言い回しって限りなく好きなんです。
■ティム・ロビンス
あなたは、彼にくやしい思いをしていませんか?
『ちくしょう、ティム・ロビンスさえ居なければ!』ってな具合に。
なぜなら彼こそが、昨年のアカデミー賞で、渡辺謙の代わりに
助演男優賞のオスカー像を受賞した、まさにその人だからです。
(確かに『ラスト・サムライ』の
渡辺謙も良かったんだけど、
彼には今年の夏公開予定のバットマンの最新作
『バットマン・ビギンズ』で頑張ってもらいましょう)
『ミスティック・リバー』でティム・ロビンスが演じた人間は
実に複雑で演じるのが難しかったと思います。
炉鳩は彼の作品ってあまり観ていない
(もしくは観ているが、印象がない)んだけど、
機会があれば、過去の作品(代表作『ショーシャンクの空に』)も
観てみたいと思いました。
■ところで今まで紹介した3人には共通点があります。
それは、"監督もやる俳優"ということです。
ショーン・ペンはジャック・ニコルソンが主演した『クロッシング・ガード』
という作品を撮っているし、
ティム・ロビンスが監督した『デッドマン・ウォーキング』は
ショーン・ペンが主演していて、しかもティム・ロビンスは
この作品でオスカーの監督賞にもノミネートされるなどしています
(ちなみにこの年のオスカー(監督賞)を受賞したのも
"監督もやる俳優"『ブレイブハート』のメル・ギブソンでした)
この3人の"監督もやる俳優"のコラボだったからこそのオスカーゲットだった
ということが言えると思います。
■ケビン・ベーコン
抑えた演技が良かったです。
最近ぐ〜んと良くなってきている俳優の一人です。
彼が世に出てきた映画が
『フットルース』だったので、最初は、
この先アイドル系かな?
ケド、それでいくには、顔的に難しいよな。(笑)
なんて思っていたんだけど、その後、演技の幅を拡げるためであろう、
様々な役柄を演じてきて、今はいい役者になってます。
乗りに乗っている俳優だと思います。
とりわけ、『フットルース』の"アイドル"イメージを
拭おうとしているかのごとく、悪役も結構演じています。
でもって、そうした悪役のときの方が、実は炉鳩には印象深いです。
『激流』
『スリーパーズ』
『インビジブル』
『コール』
どれも気味悪いワルでした。
今作ではショーン・ペンとティム・ロビンスにオスカーをもたらしたけど、
ケビン・ベーコンもいつか必ずオスカーを受賞すると炉鳩は睨んでいます。
今後もケビン・ベーコンには要注目です。
■この『ミスティック・リバー』。
はっきり言って観終わったあとはスカッとしません。
なんか重い感じが残ります。
やりきれない思いというやつです。
昨年、何かの書評を見ていたら、
『今年最初の映画として、こんな(重い)作品観るんじゃなかった』
なんていうのがあったことを覚えています。
けど、炉鳩は好きな作品です。
それからこの作品、炉鳩は友情というものについて考えさせられました。
パレードを挟んで目が合った際の
ケビン・ベーコンとショーン・ペンのやりとり。
『お前だってわかってるぞ』
『しょうがねぇだろ』
そんな感じだったのでしょうか、とても印象深いシーンです。
■という訳で、こんな『ミスティック・リバー』
友情とは?について考えてみたい方、
演技派俳優のぶつかりあいを観たい方、
そして、
映画観終わったあと、重い気持ちになりたい方、(^^;)
にお勧めします。
さぁ、アナタも映画観ましょう!
彼は言わずとしれた名優ですが、この作品では監督に専念しています。
彼は、過去に『許されざる者』で
アカデミー賞の監督賞を受賞しています。
(ちなみに『許されざる者』では主演も兼ねています)
そして昨年、この『ミスティック・リバー』でも
アカデミー賞の監督賞にノミネートされました。
『ミスティック・リバー』は昨年、
アカデミー賞の作品賞にもノミネートされていました。
炉鳩の中では、昨年(第76回、2004年2月29日開催)の監督賞と作品賞は
この作品で決まり!でした。
しかし、結果は残念ながら受賞できませんでした。
普通の年なら受賞できたと思います。
ケド、相手が悪すぎた・・・
相手が『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』
だもんなぁ・・・しかも3部作の最終作。
過去2年連続でオスカーを逃しているから、この年は始めから、
"『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』にオスカーを取らせてあげよう"
という雰囲気一色だったですからねぇ
けど、『ミスティック・リバー』は良い作品だったんです。
その"証拠"として、作品&監督賞は受賞を逃したけど、
主演&助演男優賞を受賞したんですから。
■ところで、クリント・イーストウッド監督作品のとき、
炉鳩はいつも"音楽"に注目しています。
イーストウッド監督は音楽も手がけるんです。
(彼のジャズ好きは有名な話です)
『ミスティック・リバー』でも、エンドロールに流れる曲を手がけています。
その曲が作品の余韻に浸るエンドロールにとてもマッチしています。
クリント・イーストウッド監督&主演作『目撃』
の時も、とてもマッチしてました。
もしアナタが、こうしたクリント・イーストウッド監督の音楽に
浸りたいと思われたなら、ぜひ彼が製作&監督を務めた、
実在したジャズ・サックス奏者、
チャーリー"バード"パーカーの半生を描いた作品、
『バード』を観てください。
■ショーン・ペンの鬼気迫る演技は観ていて恐ろしかったです。
『娘を殺した野郎を絶対許さねぇ、ブッ殺してやる』という気迫が
ビンビン伝わってきましたから。
ショーン・ペンとは会ったことはありませんが、(当たり前か^^;)
映画や今までの彼のエピソードからすると、
なんかすぐ手が飛んできそうな雰囲気がします。
(血の気が多い役が多かったのと、実生活の逸話の両方から)
そんな彼も、昔は"(歌手の)マドンナの旦那"という言われ方をされていた
時期がありましたが、元々、演技には定評があったんです。
最近は『アイ・アム・サム』
(残念ながら炉鳩は、この作品見逃しています(泣))など、
演技の幅を拡げていて、
遂に、この作品でオスカー(主演男優賞)を手にしましたね。
その彼の受賞スピーチ、彼の『らしさ』が出ていて、
炉鳩はとても楽しかったです。
ショーン・ペンの受賞スピーチ
「大量破壊兵器が存在しないこと以外で我々が知っていることと言えば、
最高の俳優を1人だけ選ぶのは無理ということだ」
炉鳩もこうした(ブッシュ政権を批判しつつも他の候補者を称えるという)
上手いスピーチができるようになりたいです。
喋り下手、書き下手、ギャグもベタ(笑)な炉鳩は、
こうした上手い言い回しって限りなく好きなんです。
■ティム・ロビンス
あなたは、彼にくやしい思いをしていませんか?
『ちくしょう、ティム・ロビンスさえ居なければ!』ってな具合に。
なぜなら彼こそが、昨年のアカデミー賞で、渡辺謙の代わりに
助演男優賞のオスカー像を受賞した、まさにその人だからです。
(確かに『ラスト・サムライ』の
渡辺謙も良かったんだけど、
彼には今年の夏公開予定のバットマンの最新作
『バットマン・ビギンズ』で頑張ってもらいましょう)
『ミスティック・リバー』でティム・ロビンスが演じた人間は
実に複雑で演じるのが難しかったと思います。
炉鳩は彼の作品ってあまり観ていない
(もしくは観ているが、印象がない)んだけど、
機会があれば、過去の作品(代表作『ショーシャンクの空に』)も
観てみたいと思いました。
■ところで今まで紹介した3人には共通点があります。
それは、"監督もやる俳優"ということです。
ショーン・ペンはジャック・ニコルソンが主演した『クロッシング・ガード』
という作品を撮っているし、
ティム・ロビンスが監督した『デッドマン・ウォーキング』は
ショーン・ペンが主演していて、しかもティム・ロビンスは
この作品でオスカーの監督賞にもノミネートされるなどしています
(ちなみにこの年のオスカー(監督賞)を受賞したのも
"監督もやる俳優"『ブレイブハート』のメル・ギブソンでした)
この3人の"監督もやる俳優"のコラボだったからこそのオスカーゲットだった
ということが言えると思います。
■ケビン・ベーコン
抑えた演技が良かったです。
最近ぐ〜んと良くなってきている俳優の一人です。
彼が世に出てきた映画が
『フットルース』だったので、最初は、
この先アイドル系かな?
ケド、それでいくには、顔的に難しいよな。(笑)
なんて思っていたんだけど、その後、演技の幅を拡げるためであろう、
様々な役柄を演じてきて、今はいい役者になってます。
乗りに乗っている俳優だと思います。
とりわけ、『フットルース』の"アイドル"イメージを
拭おうとしているかのごとく、悪役も結構演じています。
でもって、そうした悪役のときの方が、実は炉鳩には印象深いです。
『激流』
『スリーパーズ』
『インビジブル』
『コール』
どれも気味悪いワルでした。
今作ではショーン・ペンとティム・ロビンスにオスカーをもたらしたけど、
ケビン・ベーコンもいつか必ずオスカーを受賞すると炉鳩は睨んでいます。
今後もケビン・ベーコンには要注目です。
■この『ミスティック・リバー』。
はっきり言って観終わったあとはスカッとしません。
なんか重い感じが残ります。
やりきれない思いというやつです。
昨年、何かの書評を見ていたら、
『今年最初の映画として、こんな(重い)作品観るんじゃなかった』
なんていうのがあったことを覚えています。
けど、炉鳩は好きな作品です。
それからこの作品、炉鳩は友情というものについて考えさせられました。
パレードを挟んで目が合った際の
ケビン・ベーコンとショーン・ペンのやりとり。
『お前だってわかってるぞ』
『しょうがねぇだろ』
そんな感じだったのでしょうか、とても印象深いシーンです。
■という訳で、こんな『ミスティック・リバー』
友情とは?について考えてみたい方、
演技派俳優のぶつかりあいを観たい方、
そして、
映画観終わったあと、重い気持ちになりたい方、(^^;)
にお勧めします。
さぁ、アナタも映画観ましょう!
を見ているので、鑑賞した後は違うとらえ方で終わらせていますショ-ンペン、みたいな人何処かにいませんか?この役の感じがらしくて大好き!すみませんミ-ハ-な人間で、、、
また、娯楽系も見てみたいです。ショ-ンペンの作品であるかな
皆さんは、俳優派、それとも本、脚本派、どちらが見たい順番ですか?私は、まずは俳優です。